まだ、途中

途中です。働いてラジオ聴いて日記書いてます。@madatotyuu

3月5日(日)

10時過ぎに起床。思ったより早く目覚めた。霜降りANNを聴きつつ支度。メルカリの発送などをして池袋へ。久しぶりに来た池袋は相変わらず汚くてごちゃごちゃしていた。曇空がよく似合う街だと思う。大学の時によく行っていたマルイもビルごと潰されて景色が変わっていた。

シネマロサで「14歳の栞」のチケットを購入。今の時代に珍しく窓口での対人購入しかできない。あまり時間がないのでリンガーハットでちゃんぽんを食べてからロサに戻った。古くて暗い地下の映画館。シートの青色が綺麗だった。

「14歳の栞」は実在した中学生、2年6組35名が3年生になるまでの数日間を映したドキュメンタリー。ありのままを映しているため、物語らしい物語も結末もない。でもここ最近で見た映画の中で最も胸に迫るものがあった。導入の動物ドキュメンタリーや、生徒に繰り返し行う「子供から大人になること」への質問からも、大人になるとは?というテーマが根底にあるのだと思う。しかし何よりも心惹かれたのは生徒たちの有り余る生命力だった。命がぱつぱつに身体に詰まっていて、はち切れんばかりに輝いていて、一人一人に同じだけ可能性を感じる。中学時代が、良くも悪くも自分を特別だと思える最後の期間なのかもしれない。それ以降、自分の苦しみや喜びがありふれたものだと気づいてしまう。苦しみの渦中にいる生徒たちを眩しく思うから、自分はもう大人になってしまったのだと思った。35名を平等に追いかけていく中でも、何人かハッとするようなことを言う生徒がいる。ふざけてうるさい男子がクラス全体のバランスを見ていたり、選抜で周りから憧れられている生徒の将来の夢が公務員だったり。かと思えば自分は絶対に結婚すると確信していたり、サッカー選手になるという夢を抱いているのを見ると、シビアな目線と夢見がちなところが同居していて、人それぞれ当然にそのバランスは異なっており、それでもいっしょくたに2年6組としてまとめられている。中学はそういう時期だ。これは無理だろうと想像のつくものが各々にあるようだけど、大人になるとこれが無理ならあれも無理だろうと関連づけて考えるところを、まだ紐付けられていなさそうで羨ましく見えた。自分の中でまだ道筋が見えていなくて、これから描く途中だから、なんでもできそうに思えるし、なんでもできると言ってしまいたくなる。入学式や卒業式で「期待に胸を膨らませ」と生徒に言わせるのは大人の用意した台本だけれど、確かにそう言わせたくなるほど、こちらから見れば期待と可能性と生命力でパツパツに見える。この子達がどうか、傷ついても立ち上がれるように、逞しく生きていって欲しい、そういう社会であってほしいと思った。この映画は各々の中学時代を思い起こさせる作用もある。私の中学時代は散々だったから、2年6組にいたかった。でも中学時代なんて基本的には散々なのかもしれない。どこにいても、何をしていても。こんなにもありありと中学生を浮かび上がらせられる撮影、生徒との距離の近さを思わせるシーンの数々から、スタッフの方は真摯に生徒に向き合ったのだろうと感じた。生徒個人を特定、攻撃せぬよう注意喚起が何度もなされ、基本的には映画館でしか観れないようにしているようだった。非常に難しい条件の中、細心の注意を払ってこの作品を作り上げてくれたことに感謝したい。素晴らしい映画だった。

映画を見終えてから西武池袋線豊島園駅へ。庭の湯に向かった。一度サラッと湯に浸かってからしばらく休憩スペースで日記本の作業。表紙にも着手するも、前回の日記本作業時にベースだけ作り終えていたのでかなり助かった。過去の自分最高。途中友人が確定申告のやり方で困っていそうだったので分かるところだけ伝えた。もう一度風呂に浸かり、ポポラマーマでパスタを食べてから帰宅。ANN JAMでアルピーANNが更新されていたのでウキウキで聴く。ラジオ四皇、平甲子園などかなり好きな回が揃っていて嬉しい。帰宅してすぐ掃除機がけやゴミをまとめ、掃除機に詰まっていた埃を割り箸でとった。

ブラッシュアップライフ9話を夫と見る。あまりの最高さに胸が躍る。すごすぎるシュミレーターや、前世で発見した研究成果がどうなっているのか?などの小ネタも面白いけど、まりりんとあーちんの友情、努力(勝利)がもはやジャンプのように輝いて見える。かっこいい。永遠に終わらないで、この人生を繰り返し繰り返し見ていたい。

見終えてからバナナケーキを焼く。最近深夜適当にケーキを焼くのにハマっている。見た目は良くないけど味はおいしい。0時過ぎにベットに潜るも、なんとなく眠れず2時前に就寝。