まだ、途中

途中です。働いてラジオ聴いて日記書いてます。@madatotyuu

薬(処方箋)はすごい

週末に心療内科へ行き、新しい薬を処方された。この薬の効果が目覚ましい。

いつもなら感じる連休明けのしんどさも、もう1人の係長が休みで感じる不安感も、突発的な業務が降り注ぐ怒りも、明るく受け流せる。感じないわけではないが、深く考え込まないおかげで落ち込む時間が減り、その分自分に集中しすぎず視野が広がる。何より職場でふとした瞬間に泣きそうになったりしない。すごい、すごすぎる。

逆説的に、いかにこれまで情緒不安定だったかを思い知る。薬を飲む前と飲んだ後の思考の変化を振り返ると、「この状態がずっと続く」とは思わなくなり、いつか全てが終わることを常に感じられるようになった。いつも、ずっとこのままならもう無理だ限界だと感じていたけど、ずっとこのままということはありえない。今この瞬間は仕事が増えて辛いが、あと5時間後くらいには残業を終えきっと退勤しているだろう、それまで頑張るぞという気持ちになれた。

すごい変化で嬉しくて、こういう日もあったのだと記録しておきたいので書き残しておく。ただ、あくまで薬の効果なので、このまま異動もせずずっと前向きに働ける保証はなく、この半年間ずっと辛かったことには変わりないということも自戒を込めて記す。すぐに調子に乗って、かつ責任を感じすぎて、このまま自分が耐えれば良いとは思わないこと。

 

感動して書き連ねてみたけど、薬の作用を確認すると、効果が発現するまでに1.2週間かかると書いてあった。ただただ調子が良かっただけか、プラシーボ効果の可能性もある。

突然倒れたりはしない

午後休を取り、久しぶりにはてなブログを書こうと思ったので書いてみる。前回の更新を確認したら5月で止まっていたので、約半年ほど放置していた。前回から変わらず、通院しながら騙し騙し働いており、特に休職もせず残業調整もせず、毎日出勤するという奇跡を起こしている。それにしても、この半年間ほとんど気分が変わらないまま根性で働いていたと思うと、私にとって働くということはなんなのだろう。

高ストレス判定されたり、昇進1年目だからということで、職場の健康面談に参加した。なぜ休職しないのか、なぜ人に頼れないのか、というようなことを言われ、人に迷惑をかけたくない、休んだら二度と戻れなくなると思うと答えた。努力していないと自分を許せないという価値観が根強く私を苦しめる。通院してカウンセリングも受けているが、形式的に小学1.2年生の時の先生がとても怖かったと答えると、そこに鉱脈があったとばかりに深掘りされる。その頃の経験(幼稚園に帰れと怒鳴られる、画鋲を投げつけられる、部屋に閉じ込められる、校庭に池を作らさせられる、冬のプールにペットボトルで作ったいかだで出航など)は自分にとって社会の始まりではあったけれど、やっぱり生きることそのものが結構大変なことなんじゃないかなとも思う。どちらかというと辛いのがデフォルトで、たまの楽しみをきちんと楽しめるように、辛さに目を向けない訓練が必要だ。働くことが辛くても、体力をつけて、諦めずに、自分の楽しいと思うことの時間を確保したい。括弧内に書いた小学生の頃の記憶も、文字になって見るとちょっと面白いし、無理に美化する必要はないが、面白がれるよう記憶の書き直しはあってもいいのかもしれない。

 

ということで、最近の楽しかったこと。

・映画「チェンソーマン」

・映画「秒速5センチメートル

高校生の頃、彼氏に勧められてアニメを見たことはあったものの、当時はピンと来ず、高貴くんが自分勝手すぎると思ったくらいであまり記憶に残っていなかった。彼は特別な女の子の存在を求めているんだろうと理解していた。なので、アニメと実写のストーリーの違いをあまり把握できていない。今見ると、高貴くんが自分みたいだった。むしろこのストーリーを忘れて同様のことをオリジナルでやっていたのが不思議で、記憶に残っていないと思っていたけどどこかに刷り込まれていたのかもしれない。自分のようだと感じたところで高貴くんが勝手であまり魅力を感じないのは一緒で、松村北斗さんが演じてくれたことでだいぶ救われた。

・旧岩崎邸

・夜の上野動物園

自由学園明日館

・本「黄金比の縁」

・本「イン・ザ・メガチャーチ

・ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」

・ドラマ「シナントロープ」

・ドラマ「カーネーション

視聴再開。やっと夏木マリが出てきた。

・テレビ「ひっかかりニーチェ

本当に毎週楽しみに見ている。永野、くるまがいて良かったねと思う。

・テレビ「アド街ック天国」

改めて面白く感じるようになった。よく考えたら1番好きなテレビ番組かもしれない。

・ラジオ「小嶋陽菜のライトニングカタパルト」

水曜日がぶっちぎりで面白い。福田さんの投稿も狂気じみている。

・展示「闇市と都市」

・展示「マガジンハウス博」

雑誌の表紙は見ているだけで楽しい。最近は見かけなくなった文字が沢山組まれた表紙が好み。Lipsという雑誌が、発刊(2014年)当時00年代みたいな懐かしい表紙だと感じていたが、改めて見ても時代にそぐわずターゲットが謎だった。割とすぐに廃刊したと思う。

 

最後に予告ですが、文フリ東京41にでます。

5月のこと

毎週末に週報を書こう、という試みは生活を省みる元気のなさを理由に頓挫した。とはいえ、メモに買いてる業務日記はコツコツ続けている。

5月に入ってから、眠れなくなって心療内科に行って薬をもらった。とにかく未来のこと、明日のことすら考えず、今日1日を生き延びたら良いと言い聞かせて過ごしてきた。そうすると多少気が楽になる。エッセイが読めなくなってしまったので、貪るように小説を読む。電子書籍、紙の書籍、オーディブルでそれぞれ別の小説を同時並行で読み進める。たまに話がごっちゃになるけど、構わない。とにかく自分の生活と向き合いたくなくて、別の人生を飲むように読んでいる。今は大変そうな人の話しか読みたくなくて、他の人も大変なんだから私もこんなんで仕方ないよねと思うために読んでいる。それをエッセイ(実在する人の生活)でやるのは良くないという倫理観からエッセイが読めなくなっているんだと思う。同様の理由でSNSをあまり見てない。

5月中旬までのおかしくなりそうな忙しさや訳のわからなさは段々と落ち着き、打ち合わせの数もトイレに行けないほどではなくなってきた。辛い辛いとあちこち言ってたおかげが、さすがにこいつやばそうと判断されたのか、もう1人が仕事を引き取ってくれるようにもなった。自分が思ったより仕事ができなくて自信をなくし、落ち込み、申し訳ないと卑屈になっていたけどもうそれもやめた。できないものは仕方ないから、できることをできる範囲でやるしかない。ほとんど部活動のような気持ちで仕事していて、毎日ちょっとずつチャレンジしてできることが増えたり、失敗して、失敗を堪えきれず周りの人に慰めてもらったりしている。周りの人にはここ10年で最も恵まれている。33歳にもなって14歳みたいな身のふりようで恥ずかしいけど、毎日頑張っているので生きている感じがする。今ならいつ死んでも後悔しない。

 

見たもの読んだものなど

・映画「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」

河合優美ちゃんと大九監督が好きなのと、タイムラインで感想が分かれていたので見た。好きとは言えないけど、印象には残る映画だった。告白のシーンがすごかった。理由なく泣けてくるし、求められてないのに喋り続けてしまう感じに身に覚えがある。主人公のこと、最後までずっとなんだこいつと好きになれなかった。文句含め感想を言いたくなる映画だった。

・映画「キル・ビル」part1.2

ノリで初めて見たが、バカバカしさと演出のイケてるところの塩梅がちょうどよかった。この音楽ってキルビルなんだ〜と元ネタを漁る気持ちに。

 

・「恋愛中毒」「プラナリア」「パイナップルの彼方」

山本文緒の小説が読みやすい。のめり込みやすく、自分の生活を刺激してこない。パイナップルの彼方は1995年に書かれたものなので、女性の働き方が今とは全く違っていて、トレンディドラマみたいで羨ましさすらある。もちろん1人の人間として扱われていない辛さや、セクハラを受け流さなければならない風潮などはきついけど、この30年でこんなに変化があるなら、今は過渡期で当然だと思った。かつてよりゆとりがないのは確かだと思う。

・「あいにくあんたのためじゃない」「オール・ノット」

柚木さんの小説も読みやすい。女性の連帯を描いた作品たち。なんとなく登場人物の雰囲気が似ており、それは柚木さん自身にも通じる。

5月2週目の週報

GW明けの労働は散々なもので、30歳年上の人にいびられたり、気づけば21時をすぎている日もあった。そんな中でそっと誕生日を迎え、また1つ年をとった。

誕生日は午後休みを取り、ルミネtheよしもとに金魚番長を見に行った。仕事が精神的に辛くて、金魚番長に助けを求めている。すごい勢いで東京にある吉本の劇場を制覇した。平日の昼だというのに満席で、立ち見客もいた。トップバッターが霜降り明星で意外だったが、目当てのお客さんも多かったのでは。アンパンマンのネタの発展版。金魚番長はABCでやっていたオーケストラのネタで、見たことあるけど面白かった。夜ご飯に夫とビュッフェを食べ、腹ごなしに2駅分散歩してから帰った。

土曜日は高校来の友人と久しぶりに会った。それぞれの現状や仕事、趣味について楽しく喋り倒した。仕事が辛いという話を共有していた時に、「気弱だけどガテン系だもんね」と言われて腹落ちした。そう、私は気は弱いくせに行動的で、突き進むところがある。自分に合ってないんじゃなくて、努力不足だと認識する諦めの悪さがある。やるかやらないか選択する権利はなく、とにかくやるしかないという強い気持ちで突き進む。人から言われると、変な性格なのかもと気づく。友人はアイヌ文化にハマり、ムックリの演奏をしていると聴いた。湿度に体調が大きく作用される、マイナスイオンが苦手などの話も。現実をずらしてくれるような新しい風が吹く。最高だね。

日曜日には文フリ東京へ。ビッグサイトの南館の2階分に分かれた会場は本当に広かったし、エスカレーターの上から見た会場は人で埋め尽くされていた。文フリの熱狂を思う。Webカタログで気になっていたものや知り合いの方などを中心に周った。熱気に圧倒されて周りそびれてしまったブースもあるけど、会いたかった人に会えて、買いたかったものを買えて、少しお話もできて嬉しい。お客さんとして来ると、出店者の方々が皆輝いて見える。締め切りに合わせて本を作り、会場に出向き、売っているのだから輝いていてもおかしくない。自分も出店したことがあると思えないくらいだ。

 

最近読んだ本

・受け手のいない祈り

・ミーツ・ザ・ワールド

今読んでいる本

・恋愛中毒

 

本を読む時間だけ仕事から離れられる。

4月5週目〜5月1週目GWの記録

働き過ぎてしっかり風邪をひいて38度まで熱が出た。29日の祝日は寝て過ごして、30日は有給をとって休んだ。夫の誕生日だったのに、大して祝えず。ピザをとってウーバーでケーキを頼んだ。

毎日、今日こそは早く帰るぞ!と思いながら気づけば20時を超えているような生活を続けて、頭がいっぱいになる。一緒に働いている子が「私ADHDの気があると思うんですよね」と言ってたけど、普通にエグすぎるマルチタスクのせいだと思う。自分の能力に対する自信がどんどんなくなっていく。会議中に別の会議の資料を読んだり作ったり、チャットに返事しないと間に合わない。疲れた。

GWは毎日12時間くらい眠った。平日は眠れなくなってきているので、取り戻すように眠った。毎日何かはしようと決めて、活動した。

 

教皇選挙

静かな映画で映像が美しく面白かった。前評判で会社みたいと聞いていたから、もっと野蛮な感じかと思っていたが、思ったより筋は通っていて、世の中の会社ってもしかして私が今いるところよりはマシなのかなと感じた。主役が本当は何を考えているのか掴みきれぬ感じが面白かった。

 

士郎正宗

アナログとデジタルの狭間の、個人が工夫して作画していた時代の説明が面白かった。バグっぽい背景が好き。全ての黎明期には、マニアだけが辿り着くが故の仄暗さみたいなものがあって心惹かれる。

 

・ラストマイル

U-NEXTに加入して視聴。丁寧なお仕事もので面白く見た。この後に電車でAmazonのCMを見るとグロく感じた。アマプラでは配信しないんだろうな。

 

・渋谷漫才劇場

金魚番長を見た過ぎて見に行った。∞ホール時代に一回も行ったことなかったけど、入口に「漫才劇場」の文字があったりするだけで他は大きく変わってないのかな?

金魚番長はディズニーランドの行列に復帰する方法のネタ。もう「おしゃれ番長」を聴くだけでウキウキするので最近たまに聴いている。M-1準決でやってた飛行機のネタに近いような荒削りな感じだったけどめちゃくちゃ面白かった。期待して見て期待を超えてくるところがありがたすぎる。

インディアンスがトリだったけど、このレベルまでくると好きとか嫌いとかを超えた強さがあるなあと思った。さや香にも同様のことを感じた。