まだ、途中

途中です。働いてラジオ聴いて日記書いてます。@madatotyuu

私にしか分からない試練

今日の昼休み、カフェに向かう道すがら、私の少し前を試練が歩いていた。夫と、女が歩いていた。2人の関係性はグレーだったと認識している。

2人の後ろ姿を見て、反射的に、高校生の頃の記憶が蘇った。当時の彼氏と浮き足だった女が渡り廊下を歩いている。その後ろ姿を見て、怖くなって無理矢理別ルートに行き先を変えたことがある。自分は何も悪くないのに、道を譲る形になったことが悔しかった。あの時、あの渡り廊下をそのまま歩いていれば、と何度も頭の中でシミュレーションした。

これは私にしかわらない分からない試練だった。2人を見て動揺する自分がいる。いつもなら歩みを遅らせて背後に回り、気づかれないようにカフェまで歩くだろう。でもこれは試練だったので、歩調を緩めず、2人を抜き去った。

抜き去った時、自分って結構いいなと思えた。

こんな些細な、側から見たらただの早歩きなのだが、自分の中にある物語を克服することによってささやかに自己肯定できてよかった。

 

無事、職場に復帰している。

働いていると思うことがめちゃくちゃある。書きたいことがいっぱいある。心が動いているのだと思う。

身体はぼちぼち、でも日毎に良くなっていっている。

 

療養中を振り返ると、

ロマ詐欺さんからいただいた六花亭のお菓子セットと梅シロップは随分私を励ましてくれた。

ネットプリントを出力してくれた方からのメッセージや、出力してくれた数も思ったよりも多くて、本当に嬉しかった。

人が優しい。

本当にありがとうございました。

入院9-10日目

6月10日 入院9日目

昨日から出血は続くものの、痛みは変わらず。退院診察があるとのことで朝からソワソワする。お昼ご飯が運ばれる時間になって、診察に呼ばれた。

エコーで見てもらって、問題なさそうなので明日の退院が決まる。引き続き薬を飲む必要があるとのこと。ホットフラッシュなどの症状を緩和したいから、漢方を飲んでもいいか聞いてみると、処方しますと言われた。処方してくれるんだ。前副作用に困ってると話した時は、我慢するしかないと言われたのに...。まあ、よかった。

母と夫がお見舞いに来てくれた。もう1日2人と話したとしても体力が持つようになった。

産婦人科なので、妊婦の方も同じフロアにいるのだが、特別メニューらしく、ティーセットが下げ膳に置いてあるのを見た。優雅〜。

手術後のことで、思い出したことを書いておく。PCAという、患者が自分で痛みを管理できる仕組みがある。痛みを感じたら手元のボタンを押し、麻酔を追加できる。今回の私もそうだった。が、聞かなければ教えてもらえなかったので、ナースコールの他にもう一個あるこのボタンはなんだ?と気になって聞いてなんとか把握できた。たぶん前回もそうだったが、知らなかったので一回も押さなかった。なんでも情報を与えてもらえると思わず、相手も人なのだから手抜きやミスもあるし、疑問をつぶしておくことと、医療といえども自分から提案していくことも必要だと思った。

 

6月11日 退院日

退院が嬉しくて朝から支度する。朝ごはんはいつも食パンが出ていたが、最後の朝ごはんは白米だった。

会計計算が済み、看護師の方に忘れ物がないかチェックしてもらう。「退院おめでとうございます」と方々で言われ、お陰様で快適に過ごせたことに感謝を述べて、フロアを後にする。

母に迎えに来てもらい、Uberでタクシーを呼び退院。スーパーに付き添ってもらい、お昼ご飯を食べて別れた。

動きすぎたのか頭痛がして疲れ果ててしまった。ここ数日お見舞いに来てもらったりして気づいたが、私は母に対して人見知りしている。

 

 

入院8日目

6月9日 入院8日目

数日前にシャワーを浴びた際、お腹が膨らんでいることに気づいた。本来の私の身体は楕円形で、横から見れば薄型だったが、今は丸い。炎症で膨らんでいるのか、筋肉を切っているから緩んでいるのか。2度目だから耐えられるが、自分の身体に傷がつき、フォルムが変えられているのは明確にストレスだ。

術後2日目で鏡を見た時も、ブスすぎて落ち込んだ。術後で顔色が黄色く、唇が白く、浮腫みきっているのだから仕方ないと今は思うけど、急にすごく歳をとってしまったのかと焦った。今は顔色が良く、輪郭もはっきりして、目に光がある。術後は目に光がなかった。白目が濁っていた。健康じゃないとこうも見た目が変わるのか。

変わって初めて、自分の身体や顔が、気に入っていたのだと思う。

 

朝ごはんを食べながら『銀河の一票』を見た。今期はこれだけを楽しみに見ている。色々な観点からハラハラする。放送時期を狙っていたのだろうか。考えすぎかな。

点Pのごとく病棟を歩き、他の患者さんとすれ違い続けている。今日は1人で売店に向かった。少しずつ生活を取り戻している。

『龍と苺』の1部(?)を読み終え、2部の始まりに度肝を抜かれたが、想像の斜め上すぎて興味を失いかけている。

入院6-7日目

6月7日 入院6日目

朝、夜の抗生剤の点滴は変わらず。そういえば体温もまだ37度台のままだ。

夫がお見舞いに来てくれて、一緒に売店へ。久しぶりのシャバは最高だった。今なら世界が輝いて見える。ポテチを買ってもらって、イートインスペースへ。一口食べて、突き抜ける塩味とじゃがいものまどろみに感動した。うますぎる。

手術を振り返って思うと、自ら聞く、頼むことをしないと、なんも分からないまま進んでしまうもんなのだなと思う。医者は忙しいし、看護師さんは日替わりなので、あまり把握していない。術後2.3時間で酸素マスクが外れてすごく嬉しかったけど、予め分かってたらもっと希望を持てたし、術後すぐ放置されるのは結構怖かったなと思う。布団を自分ではいでいいですよ、勝手に寝返りうっていいですよ、と言われたが、術後は人の手を借りないと無理だった。ナースコールが手元から溢れるとすごく怖かった。

夜『龍と苺』を読み始める。おもしろすぎて夢中に。

 

6月8日 入院7日目

血液検査をして、やっと点滴の針が外れる。今日はできるだけ歩こうと、思いついたら病棟を1周するようにしている。

術後、執刀医から子宮の形を保つため?に避妊リングを挿入すると伝えられていたので、看護師に確認する。手術後急に言われたので、なんで入れるのか、いつまで入れるのか、何を入れるのかもよく分かってない。というか、よく考えたら回診は来てるけど、朝方寝ぼけている時に「変わりないですか?」と聞かれるだけですぐいなくなるため、手術がどうだったのかもよくわからない。子宮筋腫は60個取った、大変だったとざっくり聞いている。(普通は10個以下なので60個はめちゃくちゃ多い方だけど、ギネス記録は236個だった)

まだ器具が届かないので明日になりそうですと言われた数時間後に、やっぱり届いたのであと30分後に入れます!と言われる。そうそうこの感じ、聞かなければ何もわからないこの感じ。手術できたんだからこんなの大丈夫ですよ、と言われたのにはカチンときた。相手のペースに飲まれたら終わり。30分呼吸を整えて、聞きたいことを書き出して、処置に向かう。まあ痛かったけど、我慢できないものではなかった。痛みよりも恐怖が強い。あの婦人科の椅子に座って処置されるのは、いつもいつも怖い。処置をしてから、ミレーナじゃなくてFD-1を入れたことを知る。なんで?と思った時には先生ははけており聞けなかった。説明が、足りないよー!

相手のいいようにされずにこちらの要求を通すしかない。そのためには思考の過程を共有することも大切だと思った。一旦私の懸念を理解してもらうために、その道のりをともに歩いてもらう必要がある。

入院4-5日目

6月5日 入院4日目

痛みはあまり変わりなく、トイレに行くたびに病棟を1周することにした。

髪を洗ってもらえた。看護師ではないスタッフの方だと思うんだけど、ワッシワッシ洗われる。ちょっと傷に響いたけど、その雑さがなんかよかった。大切に扱われすぎると、自分を守りすぎてしまう。身体も拭き、生まれ変わったような気分に。

隣のベットのおばあさんが、思ったことを全て口にするタイプなのか、でかい独り言が多い。痛い、なんでこんなところに、など気が滅入るものばかりだから、顔も合わせてないけど嫌いになってきた。

硬膜外麻酔が滲み出ていたため、差し直すのも面倒だし、もうそんな痛みもないからと抜いてもらった。管が抜けてすっきりした。が、その後今回の手術での最大の痛みを感じる。やっぱり硬膜外麻酔は偉大だった...。痛いこと以外は考えられず、何も手につかない。それでも最大級の生理痛の方が痛いはずだから、生理痛は恐ろしいよ。これで働いていいわけない。

痛み止めの点滴を追加してもらったけど、痛みが強過ぎるためかあまり効かず。そのタイミングで夫がお見舞いに来てくれたため、元気な姿を見せられなかった。

 

6月6日 入院5日目

診察があり、傷のチェック。初めて傷口を見た。口裂け女みたいな傷だった。保護のテープみたいなのを外されて、傷口に対して間隔をあけて縦に数枚はられる心許ないテープのみになった。このままでいいらしい。ほんとに?傷口はまだじゅくじゅくしているようだよ?

シャワーの許可を得たためうきうきどきどきで向かう。傷口は意外にも染みたりもせず、無事シャワーを終える。

両親がお見舞いに来てくれて、プリンやラスクやお花などをくれた。コインランドリーで洗濯もした。せっかく来てくれたし楽しませなきゃ!という気持ちが強くて、たくさん喋っていたら疲れてしまい、2人が帰った後はしばらく横になる。貧血っぽい。出血多量のはずだけど特に貧血とは言われてないが、大丈夫なのだろうか。

向かいのベットの人が「職場の人が10人くらいお見舞いに来る」と言ってたので、そんなまさかと思ってたら、本当に10人近くわらわらサークルノリで来ていて、病室じゃないみたいだった。なんか集合写真撮ってた気もする。

痛みは薬でコントロールできるし、よくはなっているんだろうけど、昨日とあんまり変わらない気がしてもどかしい。動く時に痛むから、体勢をこまめに変えたり、起き上がるのに何ステップも踏んだりするのが面倒になってきた。これをやりたい、と思ってから実現するまでのスピードに苛立つ。入院に飽きてきた。退院したら食べたいものを考えておこう。

笑うとお腹が痛いので、笑えない。おもしろ過ぎるため途中で聴くのをやめたラジオがたくさんある。都築サクラバシ919、Gパンパンダのひとりじゃないよ、ぱーてぃーちゃんの絆Nightふぃーばーなど。今は、電子書籍で『こどものおもちゃ』を読んでいる。