まだ、途中

途中です。働いてラジオ聴いて日記書いてます。@madatotyuu

10月14日(金)

起きた瞬間に今日はセックスする感じじゃないと思って昨日の約束を断ることにする。マヂラブANN0を聴きながら出勤。

午前中当番の仕事をする間割に手が空いていたので、「セメント樽の中の手紙」を読む。昨日歯が痛いなあと思った時に「へべれけに酔っ払いてえなあ」という同書の台詞を思い出し読みたくなった。高校だか中学の現代文の授業で読んだ以来だが、かなりおもしろかった。切実な思い故に変な人になっちゃってる誇張表現がコントみたいだと思った。プロレタリア文学が読みたくなり、昼休みに「蟹工船」を読んだらこれもおもしろかった。約100年前に書かれているのに余裕で気持ちが分かる。文章の途中に(!)とか(?)が出てくる文化があることに驚いた。文章が荒々しく、大衆的な内容で、高尚なことが書かれていないから人のブログを読んでる気持ちで本当におもしろく読めた。前読んだ時はこんなにおもしろくなかったはずだから、自分が労働者になって、プロレタリア文学が分かるようになったのかと思って恐いような気もした。

仕事しろよ、と自分でも思う。働くのが好きではない。向上心が湧かないから差し迫って必要なもの以外はやりたくない。好きなことを仕事にしていたらどうなんだろうと想像するも、心がぐちゃぐちゃになる未来しか見えない。ぐちゃぐちゃになった方が良かったかも。

昼過ぎに元芸人の人に断りの連絡を入れ、仕事をこなして定時に退社。下北沢で夫と待ち合わせ夜ご飯を食べて帰宅する。家が近い人から連絡が入っていて暫し迷うが結局断った。ひとつもなにも偉くはないけど、よくやった気分になる。誘いを断るのはすごく体力がいるから、流されると会うことになる。相手のやりたいように合わせていると自分の頭と心を使わないから身体だけ差し出すだけで済む。断ることは頭と心を使う。昔からよく自分の身体を大切にしろと言われていたが、大切にしようとすると他人とセックスすることになることもある。本当に大切にすべきなのは自分の尊厳だと思う。早くセックスに飽きたい。したくてしてるんじゃなくてしなければならないからしてる。若林が昔2週間に一度のペースで仕方なく風俗に通っていた気持ちと一緒だ。

うる星やつらの新しいアニメを見て、「パロールの時間」を聴く。私も、「私は強い」と21日間唱え続けて認知を変えて世界を変えたいよ。自分の中の玉座に、親や彼氏が座ってるから自分の好きなことが分からないのだと言っていて本当にその通りだと思う。私の玉座に座っているのは世間だ。王座奪還しなければ、私の人生は社会規範に奪われたままだ。

2時過ぎに就寝。