寝ようにも寝付けず、胃も痛いままで4時か5時までは起きていたと思う。夫がいつまで経ってもベットに入ってこないことに段々苛ついてきて、だから私は眠れないんだなどと被害妄想が膨らむ。ここで私が不眠になるわけには、体調を崩すわけにはいかないというプレッシャー。
眠れなくなることはままあって、アメリカの軍隊式睡眠法などを取り入れてたまにやっている。ボートに1人寝そべっている想像をして、顔から段々と全身の力を抜いていく、というもの。胃が痛いので歯を食いしばるのをやめられなくてできなかった。日記を書いている弊害として、出来事を脳内で同時に説明してしまうことがあり、寝ようと焦っている状況を脳内で言い聞かせるように説明をしてしまい眠れなくなっていた。こういう時の対処法は、まず目を開き、脳内で「あーーーー」と言い続けること。視界の情報を入れ考え事に集中しにくい環境を作り出し、意味のないことを頭で発し続けると(あーと脳内で言いながら考え事はできない)大概は眠くなってくる。これは羊を数えるというベタな睡眠導入が、羊をイメージすることで眠くなるわけではなく、意味のないことを頭で唱えることで眠くなるという仕組みだと知ってからやるようにしている。そうして眠った。時間がかかるのでドリエルを買おう、私にはよく効く薬。
明け方も何度か起きて、一度7時に起きて休みの連絡を入れた。活動し出したのは14時過ぎ。お昼ご飯を夫と一緒に食べて、フワちゃんのANN0を聞いた。エセ行動科学おもしろ。今週はお笑いスターウィークなので気合を入れて聴かなければならない。光の箱を読んで過ごした。
17時過ぎに家を出て高井戸の美しの湯へ。大音量の蝉の鳴き声を聞きながら入る露天風呂は良かった。ほとんど外気浴をして過ごした。ついつい人の身体に目がいってしまう。女の人の身体は美しい。人の身体を見てから自分の身体を見ると、少年みたいでびっくりした。自分で認識しているよりもずっと骨と皮と筋肉の身体。背中なんて男の人みたいだ。ガリガリなわけじゃないのになんでか余白のない身体。自分の色気のなさはここからきているのかもしれない。私は他人と比較してじゃないと自分のことがまるで分からない。
湯から出てコーヒー牛乳を飲んでから夜ご飯を食べに浜田山のサイゼリアへ歩いて行くことに。途中でむさしの森珈琲があったのでサイゼをやめて入ってしまった。数が少ないファミレスチェーンが好きすぎる。オムライスとパンケーキを食べた。夫のバンドや事務所の話をしていた。好き勝手意見をしてみるけど答えは出ない、というのをここ何週間で繰り返している気がする。何にも言わない方がいいのだろうか。好きでやっていることで元気がなくなるのは見ていて辛い。
家に帰って海が走るエンドロールを読む。0時過ぎに就寝。眠れますように。
