まだ、途中

途中です。働いてラジオ聴いて日記書いてます。@madatotyuu

6月18日(土)

朝、夫が出勤する前にキスしてきたので目覚めた。泊まり仕事なので頑張ってねと見送る。寝生活さんの日記を読んで、最新のものがとてもよかったのでルンとした。

目が冴えたので映画でも見るかと思い、Mにすすめられていたちょっと思い出しただけを見る。構成やシーンの一部一部や役者は素晴らしいんだけど、いい映画だけど自分の好きな映画ではないかもしれない。松居大悟の描く男性の情けなさが苦手なのかも。女を神話的に描きすぎる点も、なんというか男性目線の映画だな、と感じてしまった。ニューヨークの屋敷がほぼ屋敷として出演していたけど素晴らしかった。座高円寺がロケで使われて嬉しい。

一本煙草を吸うと匂いがしなかった。あれ、おかしいなと思いながらごはんを食べると味があんまりしない。これはもしかしてコロナかもしれない、やばい、と思うとだんだん頭も痛くなってくる。熱はないけど頭痛と鼻炎がひどい。前回かかった時とは症状が違う。近くの発熱外来は土日はやってなかったので月曜に行くことにして、この土日は外に出ないことにする。夏目くんの個展に行くつもりだったのに。

家で1人で過ごすとなると、本を読む元気がなかったので映画をひたすら見た。星の子、アルプススタンドはしの方、宮本から君へ、mellow。

アルプススタンドはしの方がダントツで素晴らしかった。後半30分泣きっぱなし。甲子園を描いてるのに一切球場は映らず、スタンドの真ん中の吹奏楽部ですらなく、そのはしの方で渦巻く学生生活について描かれている。構成的には桐島、部活辞めるってよに近いものを感じたが、それを昇華させていく熱と力量がある。高校演劇の戯曲の映画化とのことだけど、これを実際に高校生が演じているなんて夢のような世界だな。こんな戯曲があることを知っていたら、高校生の時演劇部に入っていたかもしれない。素晴らしい脚本。それぞれの葛藤を描き切っているし、全員に感情移入できる。熱いことを言っていても熱苦しいとかダサいとは思わないくらい台詞が良い。主演の子の顔が自分に似ているな、と思って調べていたら誕生日も一緒だった。下北の小野莉奈としてやっていこうかな。でも今は垢抜けて綺麗になっていらっしゃったのであんまり似てない。この役の野暮ったい感じが似ている。

星の子は芦田愛菜が素晴らしいけど原作が好きすぎるので普通だった。こちらあみ子も映画をやるけど、どうなるのだろう。

宮本から君へは男性的すぎてダメだったので途中で見るのをやめてしまった。

mellowはウトウトしながら見た。ともさかりえが出ているシーンのめちゃくちゃな感じが今泉監督らしい。こういうディスコミュニケーションを描くの上手すぎる。実際こういうことってかなりあるし、私も俯瞰的に見てしまう方なのでおもしろい状況だなと思いながら傍観するしかない。

映画漬けで疲れて、Mのことを考えなきゃと思っているのに思考がまとまらない。自分がどうしたいのかが分からない。珍しい。困っている。この日記も何度も書いては消してを繰り返している。あれこれ考えながら2時頃に就寝。