まだ、途中

途中です。働いてラジオ聴いて日記書いてます。@madatotyuu

5月29日(日)

12時ごろ起床。眠かったのでこれくらい眠れてよかった。どこかで眠気をリセットしないと死んでしまいそうだから。

元恋人と文フリに行く予定なので、遅れそうと連絡を入れて、家を出たのは14時だった。とにかく暑い。じとっとした暑さで、歩みを止めると汗がじわじわ出る。元恋人に会うとどことなく不機嫌そうだった。

気にせず会場に向かい、そこから単独行動でお目当てのブースを見る。ひととおり買ってから、端から端まで眺め、気になる物があれば購入していく。結局9冊ほど購入した。

自分が売った時はなんでもいいから話してほしい、と思っていたけど、買う側になると何にも喋れない。時間を取らせると悪いしな、と思ってしまった。

次の文フリには出たいな〜と思っているのでそういう観点でも見たのだが、自分は無理なのでは、と怖気付いた。1人出店、精神が削られそう。そもそも、本当に1人で売ってる人は少数派だと思う。1人で作って1人で売ってる人を尊敬した。

2時間ほど滞在して、渋谷に移動しようと電車を待っていたが、間違えて羽田空港行きのホームにいた。そこでふと、佐久間さんのANN0で話題になった、双津Dお気に入りの、空港内にあるベンツの蕎麦屋ことみなとやを思い出し、向かうことにした。ベンツの蕎麦屋というのは意味が分からないのだが、実際行ってみても意味が分からなかった。ベンツのブースの中、車がディスプレイされている横にバーみたいな蕎麦屋があった。量が多いとのことなので小さいサイズを頼んで食べた。ジャンクな味がしておいしい。ここでも元恋人は機嫌が良くなさそうだった。空港自体の旅行っぽさに胸が躍った。

空港を出ると、元恋人は家の近くのカフェの周年記念に招待されているらしく、顔を出すと言っていた。後で合流することにして、私は渋谷の名曲喫茶ライオンで時間を潰す。高校生の頃からライブに行く度に気になっていたけど、初めて入った。大きなスピーカーに圧倒されたが居心地が良かった。文フリで購入したなみぬいを読む。

19時半頃、ユーロライブへ向かう。元恋人と合流。ダウ90000単独ライブ10000を見に行く。16公演のうちの千秋楽を当てられたので、テンションがブチ上がっている。客の本気度が高いので、なんとソールドした上で出席率100%だったらしい。すごい。蓮見さんが選んだであろうBGMを聴きながらワクワクして開演を待った。

始まってしまうともう、最高としか言いようがない。笑えるのに無理がない、各々の人の気持ちがよく分かる。分かるからこそおもしろい。8人を出すことに無理がなく、全員良いところが出ている。特に、独白と今更、即興が素晴らしかった。独白のシステムを思いついただけで優勝なのに、8人が出ている良さも存分に感じたし、終わり方もいい。どういうこと?と思うところから始まって、だんだん理解してきたところで何回も展開がある。出てくるだけで笑いが起こる忽那さん。

1番好きだったのは今更だった。男1女2の組み合わせの妙、不信感、本当はどうなの?というところの全てが詰まっている。園田さんの残念で可哀想なところが全面に出ていて好き...となる。蓮見さんは恋の機微を描くのが上手い。あまりにもリアルで誰にでも当てはまる、気恥ずかしさ、恋の予感を思い出させてくれる。終始笑えるのに、グッとくる。こんな思いをさせてくれてありがとうダウ90000。

見終わってアンケートを長文で書き、外に出た時には風が冷たかった。代々木八幡から帰ろうと言われたので渋谷から歩く。ずっと感想を話していた。夜ご飯を食べようかと思ったが22時をすぎて目ぼしい店がないので、帰ろうとした時、元恋人に今まで貸していた本等を全て返却された。笑いながら、私と縁が切りたいの?と聞くと何か言いたそうなのに何も言わない。何も言えないけど、もう少し一緒にいてもいいか、と言われたので了承し、下北沢まで行く。

夜でも空いてるカフェなのかなんなのかよく分からない店に入りチャイを飲んでいた。縁を切りたいわけじゃないけど、傷つくのに疲れてしまったから会うのをしばらくやめたいかもしれない、みたいなことを訥々と伝えられた。私はずるいので、一緒にいると楽しいから一緒にいるんだけど、あなたが辛いならしばらくやめようか、無理することはないし、と言う。黙ってしまう。ずっと、何か言いたげなのに何も言わない。

もう0時を回っているので帰ろうかと店を出て、しばらく歩く。いろいろ話しても堂々巡りで、気づけば2時になっていた。明日仕事大変なのに、と急に全て嫌になって、私のこと好きなんでしょ?じゃあ私のことだけ好きでいればいいじゃん、私は勝手にするし。どうせ離れられないよ。と言うと流石にそれは自分勝手すぎると笑われた。やっと明るくなった。

相手がこう思うから自分はこうする、みたいな行動が本当は好きじゃない。彼にもそういうことをしてほしくないと思う。好きにすればいい。

私に決めて欲しいのかな、好きでいてもらう覚悟を持つか、と決めて、私はこういう風にする、それでいいでしょ?と言うと曖昧な表情をしていた。それでいいの?と聞かれたので、それでよくなるように私を好きにさせてよ、と言い残した。2人とも笑って別れた。いつもとは逆で、彼がタクシーに乗る。これまで名前のついた関係性に安心していたけど、もう今はどうなのか分からない。各々の魅力で一緒にいるしかない。でも本来は人間関係はそうあるべきだと思う。3時前には寝た。